お家のメンテやリフォームのこと

少し前からOB住まい手さんからのメンテナンスや設備の更新などの相談が増えてきました。

主に経年によるエアコンやエコキュートなどの更新や、お庭のリニューアルや増改築などの相談があります。

お家も10年を過ぎてくると設備機器などが寿命になったり、生活の変化に伴う増改築であったり、いろいろと新たな要求が出てくるのですね。

凡設計としては、そんなお家の節目にまたお声をかけていただけるのはありがたく、新築の時と同じように、出来る限り丁寧に打合せを重ね最良の方針を見つけ出し、完成までフォローさせていただいています。

 

今回は、OB住まい手さんの奥様のご実家です。

嫁いだ奥様のご実家には、今はお母さまお一人が暮らしていて、高齢とともに身体的にも少しずつ不自由になってきた母を気遣ってのリフォームでした。

手摺の設置や経年で傷んだ部分の補修、メインは浴室の改修でした。

 

お風呂は左官工事で造られた昔ながらお風呂でした。

当初は傷んだタイルの貼り替えでよいとのお話しでしたが、床の段差のことや、手摺の設置、寒さ対策を考慮し、ユニットバスへの変更を提案しました。

お母さまのこだわりは、大きな窓からの眺望でした。

窓は新しいアルミサッシに交換が必要でしたが、大きな窓は継承し眺望と使い勝手は以前と変わらずに、カラダに負担の少ないお風呂へと変貌できました。

 

お母さまは「人生の終焉までもう何年あるかわからないから…」とおしゃっていましたが、それは老人に限ったことではないと思います。

生あるうちは、悲観せずに精一杯できる限りの快適を求めて暮らす。

私自身にもそう強く思わせてくれました。

ありがとうございました。

 

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2022-12-25 | Posted in その他, ブログ, 施工中物件No Comments » 

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