住みごこちが良いこと-良い家の条件 [1]

住み心地がいいこと

住みごこちの良さとは

住みごこちが良いというのは、一言で言うと「居ごこちが連続して良い」と言えると思います。
マッサージや温泉のように明確な刺激から受ける意識的な気持ちのよさとは違い、「なんとなく気持ちがいい」という無意識レベルで感じることです。

理想は住まい手と一体化する家

感覚的には、住まい手と箱である家と周りの環境が一体化している感じです。ヒトという動物が野原に囲いをして巣を作って、そこに収まってる原始的な感覚が理想です。
住みごこちを分解していきます。「住みごこち」→「居ごこち」→「ここち良さ」となります。この「ここち良さ」を得るには、さまざまな方法があります。ポイントとなる設計手法や要素はありますが、こうすれば正解というものはありません。
私たちは、複雑に絡み合っている事象を解きほぐして整理することで、「ここち良さ」を感じられる仕組みを積み重ねます。
それがエリアごとの「居ごこち」となって、家全体の「住みごこち」になっていきます。
小さく造ることも「住みごこちの良さ」をつくるポイントです。例えば、

・建物は誇示しすぎない、ちょうど良い大きさに。フォルムが良く、たたずまいが良いこと
・ヒトを迎え入れる自然な入り口があって、狭い広い、明るい暗いのバランスが良いこと
・明快で素直な間取り、使い勝手が良く機能的で、手触りの良いこと

などです。住みごここちとは、こんなことの積み重ねだと思っています。

2015-01-20 | Posted in よい家の条件No Comments » 

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