飽きがこないこと-良い家の条件 [2]

飽きがこないこと

家は日常を楽しむためのもの

長く住んでも飽きない。
あたりまえの事と言われるかもしれませんが、非常に難しいことだと思います。
家の用途は、そのほとんどが日常生活を送るための箱です。日常という言葉からは恒常性から来る退屈を連想する方もいるかもしれません。
しかし、私たちは日 常を楽しんで、日々の暮らしを味わってほしいと思っています。家とは、そのために建てるものなのかもしれないと思っています。

非日常を演出するための装置

非日常は必要ないのかというと、そうではありません。昔から日本では年中行事や冠婚葬祭といった非日常があった場合、そのときどきに対応して家を使いこなしてきました。現代でも家の中に非日常を演出できる場所があれば、より味わい深い、記憶に残る毎日を過ごせるはずです。
凡設計では日常的に使われている場所に非日常のしつらえのできるスペースを設置するようにしています。日常を大切にして有意義に過ごすために、飽きずに長く住んでもらえるために

・奇をてらわず自然であること
・シンプルであること
・本物を使うこと
・居ごこちが良いこと

を心がけて設計しています。

2015-01-20 | Posted in よい家の条件No Comments » 

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